ABOUT MARS WINERY マーズ・ワイナリーについて

こんにちわ。
good'ay winery 代表取締役、出戸茂(でと・しげる)と申します。
「good'ay WINERY」は、2022年から宮城県仙台市で活動を始めた、まだ醸造所を持たないワイナリーです。
ここで、僕のワイナリーのことを少しお話させていただきたいと思います。

設立の経緯

僕は2015年より宮城県仙台市にある「秋保ワイナリー」にて、ブドウ栽培とワイン醸造に携わってきました。8シーズン、ワインづくりをさせていただくうちに、「とことん、自分のワインづくりをやってみたい」と思うようになり、秋保ワイナリーを退職、独立しました。

自分のぶどう畑と醸造所の設立を目指しながら、2022シーズンは委託醸造で初めてワインを作ることができ、自分の理想とするワインへの第一歩を踏み出すことができました。

僕は元々、仙台の繁華街である国分町で飲食業に携わってきました。そこで、食やお酒がつなぐ「縁」や「楽しさ」をたくさん感じてきました。ワインに携わるようになり、ワインづくり、そしてワインそのものには、飲食業、海の幸、山の幸、街のネオンや音楽など、皆が一つになる力があると感じるようになりました。
今後もワイン作りを通じて、お世話になった皆様と地域に恩返しをする道を歩んでいきたいと考えています。

ワイナリーで実現したいこと

◆ブドウ畑と醸造施設の設立
宮城県内で、小さなブドウ畑と醸造施設を持ちたいと考えております。ワイン醸造の時期は秋です。でも栽培は、雪の降る時からもう始まっています。仙台の春夏秋冬を含めて、私のワインを飲んで知ってもらいたい。確かに、ヨーロッパのブドウ畑も素晴らしいです。しかし宮城県でなければ出せない味やロケーションがあるはずです。現在、その候補地を探しています。

◆ブドウ栽培、ワイン醸造の学びの場づくり
宮城県での醸造用ブドウ栽培は厳しく、品種選択や栽培管理の重要性が問われていると感じてきました。宮城県内での栽培に特化した品種選択をし、ワインづくりに合う、クオリティーの高いブドウを収穫していくことが重要です。もっとも大事なポイントは、ワインの味、そしてワインを通して宮城県のワインの味を全国に知ってもらう事です。。全国ではまだまだ宮城県のワインは知名度は低いですが、僕は今、現役の醸造家たちと同じ釜の飯を食べてきた信頼関係があります。ワインの酒質を上げ、全国の造り手が認める宮城のワインを作りたい。
そこで、今まで勉強をしてきた栽培や醸造の知識経験を、次の世代や、現在栽培方法に悩む農家の力になりたいと考えています。
ブドウ栽培、ワイン醸造の情報を共有できる場所を作ることで、宮城のワイン作りの底上げに繋げたいと考えています。

◆「宮城県産ワインのガイド」を増やす
様々なワインづくりを見てきて感じたのは、ワインと観光の結びつきです。
宿泊施設や観光施設スタッフなどにも協力していただき、ワインだけでなく、その地域の美味しい食べ物や自然など、まるごと含めた地域の魅力を発信することが、地域の活力になり、また観光客にとっても魅力であると考えています。そういった観光や飲食、農林畜産漁業なども含めた皆様への宮城県産ワインの勉強会や、ワインのつくり手からの思いを共有するイベントを開催したいと考えています。

◆お酒のある「場」の楽しさを、様々な人に伝えたい
国分町で飲食店を経営している時から、身体等に障害を持たれている方や、昔よくお酒を飲みに行っていたけど今は施設に入所している高齢者にも、「バーの雰囲気」や「ワインをたしなむ異空間」を楽しむ欲求があると感じてきました。様々な方に、そういった「人生におけるスパイス」を感じてもらえるような機会を提供する活動をしたいと考えています。

  • デラウェア白ワイン

  • マスカット・ベーリーA
    赤ワイン

  • マスカット・ベーリーA
    ロゼスパークリング

おわりに

全国からワインの味の評価を受ければ、ワイナリーに、そしてその地域にも人の流れは増えるはずです。宮城での酒販店、飲食店も、もっと自信を持って宮城県産のワインや特産物を提供出来るはずです。

僕は、人が集い、笑顔や思いやりが生まれることが好きで、このような道を選びました。
皆様のその豊かな時間の中に、自分のワインや仲間のつくったワイン、美味しいもの、素敵なロケーションがあれば、それが私の幸せです。
皆様に、そう感じていただけるよう、進んでいきたいと思います。



株式会社 MARS 代表取締役 出戸 茂(でと・しげる)